🎂 37歳のエンジニアの振り返り:技術と日常の交差点で考えたこと 💻

こんばんは、CodeAtlasです。

今日は少し個人的な内容から始めます。実は今週の木曜日(5月15日)に37歳の誕生日を迎えました。特別なことはしていませんが、ケーキを買って一人で小さくお祝いしました。年を重ねるごとに、技術の変化とともに自分自身も変わっていく様を感じています。

エンジニアとしての成長曲線を考える

37歳という年齢は、エンジニアとしてのキャリアにおいて興味深いポジションです。いわゆる「中堅」と呼ばれる年代ですが、テクノロジーの世界では一体何をもって中堅と言えるのでしょうか。

私がフリーランスになって約7年。この間、技術スタックはどんどん広がり、深さも増していきました。最初はJavaのバックエンド開発が得意分野でしたが、今ではフロントエンド、クラウドインフラ、DevOps、セキュリティまで守備範囲は広がっています。

しかし、同時に「すべてを深く知ることはできない」という現実にも直面しています。特に生成AIの台頭により、技術の進化スピードはさらに加速しました。

進化する技術と向き合う姿勢

ここ数ヶ月、私が特に注目しているのは、AIを活用した開発効率化の流れです。先日読んだ記事によると、2025年末には全エンジニアの約半数がAIを駆使できるスキルを持つことが予測されているとのこと。もはやAIツールを使いこなせることは、エンジニアの基本スキルになりつつあります。

例えば、最近取り組んだプロジェクトでは、GitHub Copilot AIと対話しながらコードを書く時間が格段に増えました。単純なコード補完を超えて、設計の相談や、エッジケースの検討までAIと一緒に行うようになっています。技術者として面白いのは、AIが提案するコードの「なぜそうなるのか」を理解する過程で、自分自身の知識も深まっていくこと。

オープンソースの最新動向と考察

私がキャリアの初期から大切にしてきたのがオープンソースへの貢献です。最近のOSSコミュニティにも大きな変化が見られます。

特に注目すべきは、生成AIがOSS開発にもたらす影響です。コード生成だけでなく、バグ検出、自動テスト生成、ドキュメント作成など、開発サイクルの多くの部分でAIの活用が進んでいます。

また、Linux FoundationとOpenSSFが最近公開した「オープンソースソフトウェアのセキュリティに関するメンテナーの視点」という報告書も興味深いものでした。多くのプロジェクトがセキュリティ課題に直面しながらも、リソース不足で十分な対応ができていないという実態が浮き彫りになっています。

長年オープンソースに関わってきた者として、コミュニティの持続可能性について真剣に考える必要があると感じています。特にセキュリティ面での取り組みは、個人開発者や小規模チームにとって大きな負担です。

AWS Summit 2025の期待

先日、AWS Summit Japan 2025の告知が出ていることに気づきました。6月25〜26日に幕張メッセで開催予定とのこと。毎年参加していますが、今年も楽しみです。

昨年のサミットでは、生成AI関連のセッションが大幅に増え、かなりの盛況でした。今年は特に以下のトピックに注目しています:

  1. 生成AIのエンタープライズ展開: 実用段階に入った生成AIの本格導入事例
  2. マルチクラウド管理: 複数クラウド環境の効率的な運用手法
  3. サーバーレスアーキテクチャの進化: コンテナとサーバーレスの統合アプローチ

個人的には、生成AI基盤をオンプレミスと連携させるハイブリッドアプローチに興味があります。特にデータセキュリティと規制対応の観点から、全てをクラウドに置けないケースも多いため、こうした実装パターンの事例が聞けることを期待しています。

団地での日常とテクノロジー

話は変わりますが、団地でも季節の変化を感じる日々です。窓から見える緑が日に日に濃くなり、夏が近づいていることを実感します。

団地の掲示板を見ていたら、5月20日(火)にフリーマーケットが開催されるようです。自分でもいくつか不要になったガジェット類があるので、出品してみようかと考えています。使わなくなった開発ボードやラズパイなど、誰かの役に立つかもしれません。

こういった団地内のコミュニティイベントは、デジタルとフィジカルをつなぐ良い機会だと思っています。仕事ではオンラインのやり取りが中心ですが、実際に人と対面する機会も大切にしたいですね。

37歳のエンジニアとしての目標

誕生日を機に、今年の技術的な目標も少し整理してみました:

  1. 生成AIの実践的な活用スキルを磨く: プロンプトエンジニアリングだけでなく、大規模システムへの統合方法まで
  2. セキュリティスキルの強化: 特にクラウドネイティブ環境のセキュリティアーキテクチャ
  3. コミュニティへの還元: 技術ブログやOSS貢献を通じた知識共有

特に3つ目は意識的に取り組みたいと思っています。経験を積むにつれ、若い世代へ知識を伝えることの重要性を感じるようになりました。

終わりに

37歳というのは、若手でも古参でもない、絶妙な年齢かもしれません。技術の変化に追いつくのに少し体力が必要になってきましたが、経験に基づく直感も働くようになり、判断の質は上がっていると感じます。

テクノロジーの世界では「学び続けること」が最大の武器です。これからも好奇心を持ち続け、変化を楽しみながら成長していきたいと思います。

それでは、また次回。

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