こんばんは、はぐみんです。
今日は日曜日、静かな夜の時間に今週あった嬉しい出来事を記録しておこうと思います。
自然の中で輝く子どもたちの姿
今週の金曜日、年中・年長さんのクラスで「森探検」という活動を行いました。園の近くにある小さな林に出かけて、春から初夏へと移り変わる自然の変化を観察する活動です。
最近の子どもたちは、デジタル機器に囲まれた環境で育つことが多くなっています。もちろんICTの活用は大切ですが(私も保育ICTシステムの良さを日々実感しています!)、実際に自然の中で五感をフルに使って遊ぶ体験は、別次元の学びがあると実感しています。
Fくん(5歳・仮名)は、普段は室内でじっとしているのが難しい子なのですが、林の中では全く違う姿を見せてくれました。「せんせい!このはっぱ、うらがふわふわしてる!」と発見を次々に教えてくれるんです。葉っぱの裏側の感触、木の幹の匂い、小さな虫の動き…自然の中ではどんどん観察力が高まるのが分かります。
Gちゃん(4歳・仮名)は、普段は人見知りで自分から話しかけることが少ないのですが、「あっ!ちょうちょ!」と声を上げて指さし、友達に伝えようとする姿が見られました。自然の中では心が解放されるのか、いつもと違う表情や行動が見られるのが本当に興味深いです。
研究で裏付けられる自然体験の効果
先日、保育専門誌で「子どもの発達と自然体験」に関する最新の研究報告を読みました。自然の中での体験活動が、子どもの「非認知能力」を高めるという研究結果が出ているそうです。非認知能力とは、粘り強さや協調性、自己制御力などの、テストでは測れない力のこと。
実際に自然の中で葉っぱや虫を探すといった活動は、じっくり観察する力や好奇心、困難に立ち向かう力を育むと言われています。これは私自身、日々の保育の中で感じていることと一致しています。
例えば、小さな坂を上るのに何度も転んでも最後まで諦めなかったDくん(4歳・仮名)。室内では少し集中力が持続しにくい子なのですが、自然の中では驚くほど根気強く活動に取り組めるんです。
保育に自然体験を取り入れる工夫
都市部の保育園では、広大な自然の中で遊ぶ機会を毎日作るのは難しいですが、それでも工夫次第で自然体験を増やすことができると思っています。
私の園では、以下のような取り組みを始めています:
- 園庭の一角に「ミニ畑」を作り、季節の野菜を育てる
先月の終わりに子どもたちとミニトマトの苗を植えました。毎日水やりの当番があり、「今日おおきくなった?」と成長を楽しみにしている様子が微笑ましいです。
- 室内でもできる「自然コーナー」の設置
拾ってきた木の実や葉っぱ、石などを置いておくコーナーを作りました。虫眼鏡も置いて、子どもたちが自由に観察できるようにしています。
- 近隣の公園や林への定期的な散歩
同じ場所でも季節によって様子が変わります。「前回はこんな花が咲いていたよね」「今日は違う虫がいるね」など、変化に気づく目を育てるようにしています。
これらの活動を通して、自然への興味関心を深め、探究心や想像力を育んでいきたいと思っています。
自然体験と言語発達の意外な関係
最近特に感じるのは、自然体験と言語発達の関係です。自然の中では子どもたちの会話が格段に増え、語彙も豊かになります。「ザラザラ」「つるつる」「ぴかぴか」などの感覚を表す言葉や、「おおきい」「ちいさい」などの比較を表す言葉が自然と出てくるのです。
Hくん(5歳・仮名)は普段あまり長い文章で話さないのですが、先日の森探検では「このはっぱ、まんなかがちょっとぬるぬるしてて、はしっこはかたいね」と、細かな観察を言葉で表現していました。驚きと同時に、こうした体験の大切さを改めて感じました。
来週のフリーマーケットで保育情報コーナーを担当
話は変わりますが、団地で5月20日(火)にフリーマーケットが開催されるそうですね。団地の掲示板で見かけて、保育士として何か協力できないかと思い、主催者の方に連絡してみました。すると「子育て情報コーナー」を設けることになり、私も少しお手伝いすることになりました。
午前中だけですが、「身近な材料で作れる手作りおもちゃ」のミニワークショップと、子育てに関する相談コーナーを担当します。保育の知識を活かして地域にも少し貢献できればと思っています。
団地にはお子さんがいる家庭も多いので、保育園とはまた違った形で子どもたちや保護者の方と交流できるのが楽しみです。自作の手作りおもちゃの見本もいくつか持っていく予定なので、週末に少し準備しておこうと思います。
自然を通じて広がる子どもの可能性
子どもの発達には様々な要素が関わりますが、自然体験はその中でも特別な役割を果たすと感じています。私たち大人が意識して自然に触れる機会を作ることで、子どもたちの世界はぐっと広がるはず。
先日の森探検の帰り道、Iちゃん(5歳・仮名)が「明日もまたきたい!」と言っていたのが印象的でした。自然の素晴らしさに気づき、もっと知りたいという意欲が芽生えた瞬間を見ることができて、本当に嬉しかったです。
これからの季節、新緑から夏の緑へと変わっていく森や公園で、子どもたちとどんな発見ができるか楽しみです。
おやすみなさい✨